つきのひびき

風のように光のように自由にきらきらと輝いた人生を一緒に歩きましょう!
Posted by 森野 羽菜(もりの はな)

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天使の笑顔

天使の笑顔

皆さま、いつもありがとうございます。

少々みなさまへのご訪問、ご返信が遅れて申し訳ありません。

私が最後に教師生活を送らせていただいた時の奇跡の子・Yちゃんが急逝しました。

健康に生まれたYちゃんは1歳5か月の頃、飴玉が喉に詰まりましたが幸いにも命は助かったものの重度の脳性麻痺をいただきました。

知的な部分では1歳5か月のまま・・・という診断をいただき、Yちゃんが高校3年生の時に私が最後に担当する生徒さんとなる出会いをいただきました。

自分の意志とは反対の緊張がはしり、食べてくても口が閉じてしまう。

ゆっくり腹部を押して緊張を和らげて、そしてリラックスしての言葉がけで小さく口を開ける練習をしながら給食を食べました。

呑気症(どんきしょう)という障害もあり、いらない空気までも飲んでしまうので口に入ったミキサー食をぷーっとはいてしまい、私たち教員は水中メガネいるでしょう・・・と笑うほど、目の中にYちゃんのミキサー食が飛びこみました。

Yちゃんは、大きな目をきらりと輝かせ、いいから早く食べた~い!!と合図を送ってきます。

・・・

Yちゃんとの出会いは私の人生を大きく変えた出会いでもありました。

Yちゃんは1歳5か月のままの状態ですからおむつをしていました。

高校3年生です。

私の中で、彼女をおむつの人生から離れていただくことを目標としました。

このブログの中でも書いたことがありますが、彼女を障害者だからずっとおむつ・・・という意識を私の中から消しました。

彼女を高校3年生の女子・・・として一緒に同じ時間を過ごすことにしました。

お互いに必死です。

「そんなおむつであなたは卒業式に出るなんてどうなのよ。」

「この可愛いパンツの方がいいでしょ?」

と、Yちゃんがはけるサイズのパンツを買って見せました。

「このトイレでおしっこできたら、これがはけるよ!!」

Yちゃんの目は すでに1歳5か月ではありませんでした。

まさしく高校3年生の目です。

そして、奇跡が起こります。

平成16年の12月の頃です。

ベランダに車いすを押してYちゃんと出ました。

Yちゃんの髪の毛が真後ろになびくほど、木枯らしが吹きました。

私が

「Yちゃん、木枯らし寒いね~!!冷たいね~!!教室に戻ろう」

そう話しかけるとYちゃんは、

(この人、何言ってんの?わかんな~い!!)

といわんばかりの顔をしました。

私は まあ仕方ないかと思いつつ教室に戻るとすでに給食の時間。

Yちゃんと手を洗いにいくことにしました。

12月ですから水道の水も冷たい!!

Yちゃんの手を蛇口に伸ばし、水で手を洗いながら声をかけました。

「Yちゃん、水、冷たいね!!」

Yちゃんの快進撃の始りです。

その言葉をかけた瞬間、Yちゃんは言葉を理解したんですね。

風が冷たい

水が冷たい

言葉・・・の本質がわかったんです!!

「キャーッ!!~!!」

と大きな声をあげて大笑いがはじまりました。

そこから、トイレでの

「シーッ」という意味も理解し、ついにはおむつがとれてしまいした。

高校3年生の3学期です。

まるでヘレンケラーのようなYちゃんの快進撃でした。

卒業式にはピンクのドレス。

下着は もちろん可愛いパンツをはいて出席しました。

(ここまで来るには もちろんたくさんの方のご支援があって結実しました。)

卒業後は 彼女の居場所はかなり厳しい状況でしたのでいくつかのセンターを廻る日々。

あるセンターでは一日おむつ。

あるセンターではトイレで排泄。

家ではご家族の負担もあり、おむつ。

その中でも彼女は パンツの存在を忘れませんでした。

1週間に2日の某センターではしっかりパンツで過ごすことができました。

卒業後、お母さまからそのようにご連絡がありました。

そんな彼女も今月の29日で29歳を迎えることになりました。

ご自宅では彼女のために畳の部屋を車いすでも自由に動けるようにフローリング改修工事を始めました。

彼女は誕生日を快適な住環境で過ごすためにショートステイしていました。

しかしながら、残念なことに発熱から永眠することとなりました。

重度の脳性麻痺ですので、長年緊張をほぐす薬を飲み続けていました。

腎臓も緊張から尿を排出するのに苦労していました。

いくつかの条件が重なり、彼女は早朝お空に出かけてしまいました。

氷川清が好き

お相撲さんが好き

朝青竜が好き

ティラミスが好き

可愛いものが好き


今 彼女の魂は頑張った20㌔の小さな体から抜け出し 大空へと広がって笑顔で過ごしている

明日は彼女に会いにいきます。

たくさんの生きることの素晴らしさ

たくさんの可能性

小さな体に隠された力

最後の最後まで いつも生きるを体現してくれたYちゃん

また会える日を楽しみに


愛しています

そしてありがとう


Yちゃんは、おそらくは私にとって忘れることのできない恩人のひとりです。

私が成長したのもS君やYちゃんのおかげさまだと思います。

27歳で命を全うしたS君。

彼は心臓から肺への大動脈が欠損していた。

彼もまた大動脈以上の毛細血管を肺に巡らせて奇跡の命を繋げたひとり。

S君もYちゃんも 命が果てるその瞬間まで生きるということに命を燃やした方々です。

S君はウルトラマンが好き。

彼の奇跡は彼の49日に起きました。

〇イド―ドリンクのウルトラマンの缶はお目当てがなかなか出ませんでしたが、その日墓苑で見事に出ました。

彼らしい奇跡です。

そして、私が彼の家に向かうときなかなかタクシーがきません。

どうしようかと思うとそこに一台のタクシーが。。。

運転手さんの名前がs〇〇さん・・・。

S君と同名の運転手さんです。

粋な計らいをしてくれるS君でした。

人は生きている時間の方が短い・・・

私はつくづくそう思います。

また出会える日を心待ちにしています。

はじまりはおわり

おわりははじまり

新しいドアを開けて出かけただけに過ぎない


沖縄に行っておいてよかったな~って思います。

沖縄に行くことにより、私のなにかが変わりました。

もちろん、Yちゃんの肉体は明日とあさっての朝までしか出会うことはできなくなりますが、魂という普遍の存在に出会えることができる・・・と確信しています。

生きる勇気と生き抜くという力

人は生きるということがすごく素晴らしいことであることに気づく必要があるでしょう。

Yちゃんは重度なので本当に身体が動かせませんでした。

動かせば自分の意志と反対の方向へ筋肉が反射していまいます。

その中でリラックス・静的弛緩(気功のようなもの)や自らの意識を下腹部に落として上手に口を開けて食事をすることができました。

ものすごい苦労だったと思います。

彼らの生きる力・生きる意欲・前進する力を私はいただくことができました。

また、絶対会いたいと考えています。

長文になりました。

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。

どうぞ、この拙い文章から少しでも生きるという本質を彼らからもらえることができたなら、彼らの魂もバラ色に輝くと思います。

ありがとう

また会います。
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Comment

森野 羽菜(もりの はな) says... "keiさんへ"
keiさん、ありがとうございます。
Yちゃんのところへ行ってきました。
親御様の悲しみに触れ、私もなんとも致し方なく・・・。
人はさまざまな思いで生活していきます。
それは自分を生かすために行う方策。
それを責めても仕方のないこと。
でも、自分を生かそうとして自分を殺してしまう場合もあります。
そんなことをYちゃんと会話してきました。
自分を欺けば、逆に後々苦しみます。
Yちゃんにまた教えていただくこととなりました。
2013.12.10 20:58 | URL | #- [edit]
森野 羽菜(もりの はな) says... "ゴチさんへ"
ゴチさん、ありがとうございます。
夢の医療・・・一般の方が利用できるにはまだまだ時間がかかりますね。
政治はお金がかかる・・・
医療もお金がかかる・・・
このお金がかかるはどこからきているのでしょうね。
いまニュースのトップに出る某病院は茅ヶ崎にもあります。
ポンとお金を政治家に渡すことができるなら、高いお金を払わずとも命を救うことに専念された方が徳になりましたね。昔、この病院はすべての方の命を救わんと立ち上がったと聞きます。どこからずれたんでしょう。
人はお金やさまざまなもの(名誉)を得てしまうと、狂ってしまうんですかね。循環の法則が消えてしまうむなしさを感じます。
2013.12.10 20:53 | URL | #- [edit]
kei says... "天使の笑顔"
お世話様です。 私の url ふさわしく有りませんが

お許しを。 

S君も Yさんも 羽菜さんと 巡り 逢えて 良かったと思いま

す。 人の 人生 って 不思議な ものなんですよね~。

私も 色々 ありますが、 導かれている様な 気が する時

あるんです。 Yさんの ご冥福を お祈り 致しますと 共に

S君の ご冥福も 合わせながら お祈り致します。

羽菜 さんも 無理 せずに・・・。
2013.12.10 18:37 | URL | #kWhSacJA [edit]
ゴチ says... "Re:天使の笑顔"
「呑気症」の存在は初めて知りました。再生医療が発達忠ですが壊死した脳の一部をIP細胞で再生出来たら良いですね。費用が「ン千万円」と言う高度医療、再生医療ですが60歳以上の老人よりも子供達に施して欲しいです。老人医療はほどほどにしたいものです。
2013.12.09 21:50 | URL | #2SrXe8Q6 [edit]

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